伊語とイタリアふつう生活 
by zefiro04
ゆたかな人生のために。。。
声楽のレッスンに行くと、いつも私の前にいるロシア語専攻のマルタが居ない。先生に「今日はお休みですかぁ」と聞くと、就職の決まった生徒がいるので、時間帯をズラした。とのお答え。どうやら以前に会ったことのある黒髪のお姉ちゃんが祝就職となったらしい。

「あれ、今ってそんなシ-ズン?」

イタリアは、学科によって入学、卒業月がまちまちなのだそうだ。
でもって、私が「へぇ~」と思ったのは、この黒髪のお姉ちゃん、科学専攻なのに、声楽も実技で学んでいて、専門として800年代の声楽史なんかも勉強したとのこと。で、就職先は、科学を生かしたもの。

私の前にレッスンをしていたマルタはロシア語専攻。オラトリオにいるお姉ちゃんはミラノ大でスペイン語を専攻している。こちらの学生さんたちは、なんともマルチにお勉強なさっている。

土曜日に補講のレッスンに行った時、私のすぐ後ろに、「モ-ド学園」ってないでたちのお兄ちゃんがやってきた。声部はパス。声量もあり美声。矢継ぎ早に先生に質問を浴びせる。どうやら頭で理解するタイプらしい。なんとも個性炸裂なお兄ちゃんでありました。

後で先生から聞いたところによると、彼はミラノで音楽工学を専門として学んでいるが、ピアノもバリバリ、作曲もする秀才なのだそうだ。

「で、彼は将来は何になりたいのですか?」と先生に聞いてみた。
「オペラ歌手」
「あぁ、でもあの美声と声量、それにバスだし、イけそですね~」
「ふ~。。そうねぇ。。でも、自分の声を小さいと思ってて、聞こえてないんじゃないか。。っていつもビクビクしてるのよ。その上、彼の耳は完璧でね。。これって歌手には良くないのよねぇ。。頭良すぎるのよ。頭でっかちなのよ~」
「あぁ。。パヴァロッティみたいな感じだと丁度いいんですかね?」
「ふふふ。。そうね」

彼の場合は勉強しすぎ、考えすぎ(?)ってかんじだろか。
歌なんだから、もっと大いに楽しみ、のびのびってな部分が。。。ちと足らんらしい。

なんだかこちらで出会うイタリア人たちは、一般に言われているのとは遠いイメ-ジの人が多い。私の相方も、通常の仕事以外にも個人で仕事を請け負い、更に、さらなるレベルアップを目指して夜学に通い、寝る間を惜しんで勉強し仕事をし、趣味にも時間を割く。

「おいおい、勤勉って言葉は日本人の代名詞だったのではないノ?」

疲れれば昼寝をし、お腹が減ればテキトーにつまみ食い。のんびし生活満喫の自分の方がイタリアっぽいんじゃ?なんて思ってもみたり。。。
でもよくよく考えてみると、やっぱりより豊かな人生を送るには、努力も必要なのですね。
努力なくして、ホントの意味での実り多い豊かな人生はやって来ないのですね~とも考えてみたり。。。

そろそろ「日本人の美徳」を思い出し、イタリア人のバランス感覚も取り入れた生活を始めねバ。と、ちょっとフンドシ締めてみてます。
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by zefiro04 | 2005-03-11 19:51 | ほんの日常
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