伊語とイタリアふつう生活 
by zefiro04
夜のオマケ
春から初夏にかけて、陽気がよいせいか結婚ラッシュらしいです。よく街中や、道路の看板、電柱なんかに、誰と誰が結婚する。ってなお知らせがペタペタはってあります。私のときも貼る話しがあったのですが、わざわざ見知らぬ人にまで「結婚するでござる」なんてお知らせはこっぱずかしく感じ、「やめてください~」と頼んだものです。人のお知らせをみるのはなんとも思わないのですが、なぜか自分のだと。。。ねぇ。。

こちらの結婚式はとにかく長いです。で、午前中から始まるものと、午後から始まるのがあるのですが、午後から開始のものだと、終了時刻は深夜になってしまうのもザラ。

私たちのときは、午後から開始し終了時刻は、深夜12時。うちの両親は鼻提灯で寝てました。。披露宴ッスよ~(汗)。。。。立会人をしてくれた友人も、バンコクだかシャンハイだかの出張から飛行機を乗り継ぎ乗り継ぎで出席してくれたのは良かったのですが、時差ボケ激しく「ゴメン、いつ終わるの?もうダメ、眠い倒れる。。。いつ終わるの?」を連発しながら船漕いでました。私も連日の疲れがピ-クで、眠気もピ-ク。隣の相方に、「ごめん、みんな眠いし、私も眠い。いつ終わるの?」と聞くも、「よかったね。これが南だったら、もっと長いよ」と答えになっていない答えが返ってきたりします。

※南の結婚式は、そりゃぁ長いらしいです。そういえば、『シシリアン』って映画で、シチリアでの結婚式シ-ンを観たことがあります。映画ですから、日本のテレビみたく「※シチリアでの結婚式の平均時間は○時間」なんてテロップが出てくるはずもないので分かりませんが、始まったときは明るかったのに、いつの間にか夜のシ-ンになっているのにもかかわらず、宴は延々と続いていた気がします。

その上、披露宴のとき、司会者さんなんてのは居ないので、この長時間の披露宴をオノレで乗り切って行かねばなりません。

自らざっつ・えんたぁていめんとというか、コンパニオン状態(といっても、大したことはしませんでしたが。。)

マンマの小声の指示に従い、出てきた料理を食しつつも、頃合を見計らっては各テ-ブルを回り、お酌、会話に分け隔てなく回ってゆくのであります。披露宴は基本的に内輪だけで、ということだったので、お初な親戚筋が殆どという顔ぶれ。疲労度もピ-ク継続状態が続く中でのこの仕事はかなり堪えるものありです。

しかもうちのチチが、日本語通じないって言っているのに、日本語しゃべりまくり。運悪く、隣に座ってしまった出張帰りの友人は、少し日本語が話せるばかりに怒涛の父親ト-クを聞かされておりました。「ごめん、分かんないヨ~」というほどのオノレト-クが炸裂。その上、誰が聞いてもそりゃウソだろ。ってなくらいの口からでまかせ。「うちは平家の出でね。そりゃぁ、大変だったんだよ~」なんて、イタリア人相手にしゃべりまくってました。(チチ上、この間は「うちは源氏の出でね。。」っておっしゃってましたけど。。。)。

言葉が通じないって、ときに良いこともあるらしく、出席者一同は、誰にでも饒舌に身振り手振りを交えて話すチチを見て、「いや~、おチチ上はイタリア-ノみたいだね~」なんてウケてたらしいです。

通じてなくて良かったよ、言葉

もし言葉が通じていたら、もっと違う評価をいただいていただろうことを思うと、なぜだか心の奥底から安堵してしまいました。。。こんなチチですから、うちの相方とも来日中はよく一緒に楽しそうに(?)酒を酌み交わしておりました。どうやら、聞いてなかろうが通じてなかろうが、好き勝手に自分の思うがままに話しができれば満足であるようです。。。この辺りのことは、ちょっと困ったちゃんでもあるのですが、相方との関係はここんとこが良い方に作用しているらしく、彼らの関係は良好です。

いやはや、何が功を奏すか分からんもんです。。

で、話し戻って披露宴。。。
終わってみれば、なぜかよく分からないけど、「の、乗り切った---」という妙な達成感(?)と、「こ、これで終わりダ---」という解放感、そして倒れてしまいそな疲労感。。。そんな重い体を引き摺り車での帰宅途中、古い趣ある一角を通り過ぎるとき、ウェディングドレスにブ-ケを持った花嫁さんとタキシ-ド姿の花婿さんが深夜の街灯の下、手をつないで歩いていました。車だったので、彼らを目にしたのは一瞬だったのにもかかわらず、今でもふたりの幸せそうな後姿がはっきりと目に浮かびます。なぜかすごい得したような、いいもの見せてもらったような気がしたもので、思い出すだけで、その時感じた幸せ感が蘇ってきます。

夏の夜のイタリアは、昼と違った顔をみせてくれます。
ライトアップされた建築物、ルナパ-クと呼ばれる移動遊園地、夜のメルカ-トを楽しむ人々。。。

もし運がよければ、そんな夜のオマケに新居へ帰宅途中の花嫁さんと花婿さんも見られるかもしれません。

たまにはプラッと夜歩きしてみるのも、一興かもです。
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by zefiro04 | 2005-07-05 03:17
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