伊語とイタリアふつう生活 
by zefiro04
よりよい暮らしとは?
語学学校に行ったら、その日は私とルーマニア、チリ人女性の3人しか生徒がいませんでしたです。

これは絶好の機会だと思ったのか、ルーマニア女性がいかに自分は母国で苦労して、イタリアへきてまた苦労してるかというのを語り始めました。彼女は老人介護をしているのですが、どんなにこの人が我儘か、自分がどんなにフコウかを涙とともに語る。というより愚痴っておりましたです。

げんなり。。

スイマセンです。彼女の境遇は分かりますが、ほんとにゲンナリしてしまいました。。なもんで、聞いてみました。「イタリアへは、何を求めてやって来たの?」。答えは「より良い生活

まぁ、そりゃそうだろな。

質問を変えてみました。「あなたにとってのより良い生活とは何?」。考えてましたね。着るものがあって、食べるものに苦労しないこと。なんだそうです。

それも、そうだろな。

ルーマニアでは食うにも困るだったわけ?」と聞くと、ルーマニアは庶民の月給と物価に随分な格差があるそうです。貧富の格差もかなりある。とのことですね。って、こういう国は多かれ少なかれそうでしょね。でも、彼女は全くやって行けなかったわけではなかったようです。

じゃさ、イタリアへ来てから、あんさんが言うところのより良い暮らしができてるの?」と聞くと、考えてましたです。で、「貧しい国の人たちが一家総出で。。例えば。。イタリアへやってくるけど、その国の言葉も話せない。イタリアで働いて一家を養って行ける職能もない。っていうと、行った先の国は自国よりも経済は豊かかもしれないけど、その恩恵に与かるのは難しいんじゃないの?国を出てくるとき、そこまでは見通してないの?」と聞いてみましたです。

チリ&ルーマニア、むっとしてましたです。

そりゃ、そうだろな。

あんたは金持ちの国だから、そう言えるのよ。私たちは国でやって行けないから、逃げ出してくるのよ」とチリ人。

例えば、戦争や内戦状態にある国の国民が身の危険を感じて国を逃げる。というのは別にして、このふたりの話しを聞くと最低限の生活はどうにか自国でできていたようです。私の友人どもで、途上国で働いていた&いる話しを聞くと、逃げ出したくなる気も分かります。そして、よりより生活を求めに海外へ行く気持ちも分かります。

いやさ、逃げ出してくる気持ちは分かるよ。私が聞きたいのは、例えば、ひとりのイタリア人の平均月給だけで家族を4人も5人も養って行くのは難しいって言うのはよく聞くよね。だから共働きは当たり前でしょ。イタリアでイタリア人自体が゛職難゛でもあることは、分かるよね。それが、言葉も話せない、職能もない外国人が一家を支えて行けるだけの職を得るのは、かな~り難しいと思うわけ。でもさ、大抵は自分の国を出てくる前に分かることでしょ(ここで、ふたりは頷いとりましたね)。そんな状況を知っていたとしても彼らはやって来る。よりよい生活を求めて。だから知りたいのよ。よりよい生活とは何か。その国でやって行けると見込める見込みとはなにか?そして、移住した先でよりよい生活を手に入れられたのか?

゛希望゛よ。とか答えられちゃうのかナとも考えましたが、彼らは答えられませんでしたです。

以前にも、フィリッピン女性が延々と自国の窮状を語っていました。そして、「大学や専門学校を出ても職があるかどうか分からない。それなのに、大枚はたいて学校に行く意味はあるの?」と力説してたので、「あのさ、日本でもイタリアでも北欧諸国でも、アメリカでも、学校出たからって必ずしも希望の職に就けるとは限らないよ。でもさ、だからって理由で学校に行かないってんじゃなくて、少ない確率でも行くんだよ。だって、行かなかったら、その職に就ける確率はゼロでしょ」と言うと、北欧&イタリア人は「そうよ」と言い、フィリッピン人は黙ってましたです。

以前に、初対面の40代女性のアゼルバイジャン人に、「ねぇ、アンタ働いてる?給料どれくらい?職紹介してよ?」と聞かれたので、「何ができるの?」と聞くと、「なんでもする」と言われました。

そして授業の後では、チリ人が追いかけてきて、「職、なにかあったら紹介して。なんでもやるから」と聞かれました。彼女はまだ20歳なので経験もなく、どこも雇ってくれないそうです。「学校へ行きなよ。お金のかからない講座もあるしさ。大学を卒業するなり、専門学校で職能を身につけるなりしたら、生きて行く上での選択肢が増えるよ」と言うと頷いてました。彼女には、イタリアの大学一覧本をあげる約束をし、「まぁ、裕福なイタリア男性と結婚して優雅に暮らすって手もありかもね~」とふたりで笑い、別れました。私には、働き口を紹介してあげられるコネも情報もないです。なもんで、私にできるのはこんなことぐらいですね。

途上国で教師をしていた友人が帰国した際に会ったとき、「もうさ、少しでも助けてあげようと手を差し伸べるでしょ。そうすると、あっちこっちから、助けてくれ~、助けてくれ~ってさ。際限ないのよ。骨までしゃぶられるって感じだった」と語っていました。自分ができる範囲内で人を助けるのはOKですが、やはりできる範囲ってもんがあります。でもって、よりよい生活や人生のために努力していないで、口を開けて待っているだけの人には、やっぱり手をかしたくない心理が私にはあります(聖職者じゃなくて、一般のフツーの姉ちゃんの私が言う、心の狭い発言をお許しくだされ)。

日本も物質的に貧しい時代がありましたよね。でも、世界に裕福な国のひとつだと認められるまでになった。しかしいつまでたっても貧しさから抜け出せない国も存在する。なぜなんでしょかね。今の私には分かりませんですね。。
[PR]
by zefiro04 | 2006-02-23 20:43 | ひと
<< 隣人たち2 隣人たち1 >>


カテゴリ
全体
ほんのお知らせ
ほんの日常
隣人と不動産
ひと
ことば
ねこ
音のあるくらし
いろごといろいろ
そんな旅もありました
未分類
フォロー中のブログ
検索
その他のジャンル
外部リンク
ファン
記事ランキング