伊語とイタリアふつう生活 
by zefiro04
イタリアの物件
相方、突然着替えて浴衣になってました。そして一言、「オチャ、オネガイシマス

かわいそうに、相当日本へ行きたいらしいです。というか、「帰りたい」とか言うてました。って、アナタの祖国はイタリアですから。。

その後は、都都逸や浪曲、常磐津とか渋すぎる日本の伝統音楽に茶をすすりながら耳を傾けてましたです。

落ち着く。。」んだそうです。。

でもそんなに日本へ行きたいオ-ラを出されても、行けないもんは行けません。

で、日本へ帰れない理由のひとつである、問題の家探しですが、私は大いに場所に不満あり。ではあるのですが、相方&相方の両親が気に入った家を見つけ、ヴァカンス終了を待って、相方の建築家の友達が査定に入ってくれることになっているので、家探しはそれまで小休止中であります。

いやぁ、それにしても色々な家を見させてもらいましたわ。

天井、見てください」と不動産屋さんが指差すとこを見ると、「腐ってます」とか大真面目に言っちゃう不動産屋さんもいましたね。この家、天井、屋根、壁と腐ってました。家の中もカビの臭いがしてるという欠陥だらけの家であります。でも広いのと、便が良いというのがウリ。他には、広大な緑の敷地の中に一棟5、6軒からなるアパートが数棟あり、この森のような公園は住民のみが使えるという私有公園地がウリの物件、はたまた部屋面積自体は小さいけど、個人の広い庭があるアパ-ト、迷路のような古い住宅街にある3階建ての縦長一軒家や、1階と地下1階が繋がっている9年間未入居のアパ-ト。ここを見に行ったとき、天気の悪い夕方で、地下を見に行ったら真っ暗。不動産屋さん、「まだ電気付いてないんで、真っ暗です」と平気で言っちゃえるところがイタリアンですわな。家見に行って、暗くて見れないってどういうことっ?!なんて当り前のツッコミが通用しないところがイタリアです。って、ツッコむだけ不毛です。

そうそう、メチャこわい家がありました。離婚して、ローンが払えなくて売り出してる家なんですが、絶対に風水的にも離婚をせねばならぬ家だったと思われます。玄関正面の壁一面を覆う大鏡に、黒ペンで詩と葉っぱがめいっぱい書かれてあったり、部屋は緑や赤、青、オレンジなどの色で塗られ、赤い壁の部屋には、首だけのインディアン風の少女の塗り絵を切り抜いた紙が貼ってありました。これ、目だけ切り抜かれてましたね。。コ、コワイ。。そして、最上階には、屋根へと続く梯子がかかってたのですが、そこから見える天井裏は、湿って腐ってました。不動産屋さん、「もし見たければドウゾ。僕、ここで待ってますから」ですと。誰も上がりたくありませんから。。

そういえば、売り出し物件にオプションとして、もれなくアバラ家がついてくる。ってのもありました。2階建てで屋根は腐り、壁はほとんど崩れてました。

いりません、から。。

って、言うても、イタリア人はこういう物件を買って改修して使う人も結構いますね。今流行りのアグリツーリズモのアバラ家版なんてのは郊外行くとたまに売り出してるのを見かけます。ヤル気のある農家は改修したりしてアグリなどとして使ってみたりもするようですが、改修費や維持費を考えると、売り出したり放置されっぱなしの物件も多いようです。

あと面白いところでは、教会が売りに出されてるのも見たことあります。「これは。。(汗)。。」と相方に訝しの視線を送ると、「あぁ、たまに教会も売りに出されてるよね。大丈夫、神さんも引越し終わってるよ」だそうな。って、引越し先、決まってたんでしょうか。神さんバガボンドと化してないんでしょうか。。気になるところデス。

いやぁ、最近はすっかり不動産屋のショ-ウィンドウを覗くのが習慣になってしまいました。色々なものを垣間見ることができますね。そして異国だと尚更であります。

ここって、緑も多いし便もよくて良いとこなのに、なんで値段安めなの?」なんてのを聞いてみると、それにはワケが。。あったりするんですよねぇ。ちょっと目をこらして見てみると、その土地の人の流れや歴史が見えてきたりします。

よかったら、街をプラッとしてる時にでも、覗いてみてくださいまし。
面白いですよ、ほんと。
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by zefiro04 | 2006-08-07 16:20 | 隣人と不動産
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