伊語とイタリアふつう生活 
by zefiro04
イタリアで免許収得5
昨年末で、折角イイ感じで教えてもらっていた教習所教師歴50年のジイちゃん先生が去って行きました。

ひとりでしゃべりっぱなし、必ず同業の奥さんといつも同じ喫茶店にて、生徒を車の中に残しコーヒータイムな人ではありましたが、おもろいジイさんで、和気藹々と習うことができましたです。なので、残念。

このジイちゃん、かつては教習所を別々の時期にではありますが、3軒経営していたことがあるそうです。立ち行かなくなって売っては他の教習所の先生になって雇ってもらうという50年だったそうな。こういうジイちゃん先生のような、かつて経営者、今雇われ、そしてまた経営者ぐるぐるぐるというのは、結構あることみたいです。

それにしてもこのジイちゃん先生、よくしゃべるんですわ。そんな話の中で、かつてのイタリアにおける外国人免許収得モノガタリを語ってくれました。

あるとき、ジイちゃんが経営してた教習所にアフリカ人がきたそうな。来たはいいが、イタ語全然ダメだったそうで、学科、どうするよ。ってことで、ジイちゃん、「俺がフランス語できるから、試験官の言うのを訳してさ。って、コイツがまた分かってネーからデタラメ答えるわけよ。それを俺がこいつらが言ったってことで合ってる答えを試験官に言うって寸法よ。モチ、合格」と豪快な笑いとともに語っていただきました。でもこの通訳ってのは、本当は裁判所だかが認めた人でなきゃダメなところを、「俺と所長はよ、マブダチだからオッケーなわけよ」と、両手の人差し指同士をくっつけるジェスチャーをし、がははははと笑っておりました。

。。。いいんですかぁああ。。でもちょっと羨ましいカモ。。。。

そして、「滞在許可書がないと、実技受けられネーだろ。でよ、実技のテストが来週だってのによ、滞在許可書の更新申請中ってゆー外国人がいたのよ。そんなんマトモに待ってたら、何ヶ月も待つじゃね-か。でよ、俺が警察に行って署長に会ってよ、滞在許可書の更新頼むぜ。って一言よ。5分で終わり。だってよ、署長とはマブだからよ。がはははは」と、また両手の人差し指同士をくっつけるジェスチャーをしておりました。。

あ、アリ??

残念ながら、これらはまだ外国人が殆どいなかった時代のことだそうっス。外国人のための免許収得システムがまだまだできてなかった頃のことだすな。ちなみに、ジイちゃんとマブだった警察署長さんもすでに退職してるそうな。そんなことを語るジイちゃん、遠い目をしてましたわ。イイ時代(?)だったんでしょうな。

で、現在。以前はこういうこともバシバシできてたようですが、ここに来て、外国人が免許をとるのは難しくなってきてるようであります。

昨年から施行されている、外国人のための学科試験では、口頭試験が廃され、すべてクイズ形式になりましたです(まだ全土には行き渡ってないようですが、近い将来は全土で施行されるそうっす)。これ、英・独・仏・西・中・アラビア語に訳されたクイズです。もちろん、伊語でも受験可能。日本語はもちろんナシ(受験者数、少ないからね)。でもですね、折角母国語で受けられる外国人たち、なぜだか軒並み皆落ちているそう。

訳、間違ってるんじゃないの?」とは、相方。

ありえますね。ココ、イタリアだし(笑)

イタリア、相変わらずではありますが、表面的&部分的(?)には厳しく(いや、やっとどうにかしようと手をつけ始めたってだけか?)なってきてもいるようです。でも滞在許可証が取り易くなってみたりと、緩い部分と厳しい部分がなんだかアンバランスだなぁ。と感じることもしばしばですけどね。政治経済にほとほと弱い私ですが、薄っすら感じてもみたり。。ホントのとこ、どうなんでしょうね。
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by zefiro04 | 2007-01-16 21:39 | ほんの日常
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