伊語とイタリアふつう生活 
by zefiro04
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彼の地にて、「厄」について考えてみる
女の大厄って33歳ですよね。これって世界共通なんでしょうか。。。

うちの相方の親戚に、そりゃあ頗る美人さんがいます。
どっかのミスコン入賞経験もあるらしい、かわいい感じの美女さんで、
身長約175センチ、いつもハイヒ-ルを履き180センチはあろうかというデカさで、イタリアンブランドを颯爽と着こなし、ミラノでオ-エルしております。そんでもって性格はいたって温厚、明るくユ-モアもある。ってんだからモテないわきゃないのですが、今だ独身。

独身もありと思うのですが、本人は結婚したいらしく、今までにも山のように婚約者がいたそうではありますが。。。まぁ。。この辺の詳しいことは置いといてですね。。

この彼女、ここ最近不幸満載人生(色恋含む。。)なのであります。
不動産サギには会うわ、昼間にス-パ-前に駐車していた車の窓ガラスを割られ、バッグから洋服からなにから盗まれるわ、運転中に携帯で話しているところを見つかり罰金とられるわ。。などなど。。

そこでハタと思い当たったのが「大厄」。彼女、今年で33歳なのです。

でもって、本人にではないのですが「お祓いに行った方がよいのでは。。」と言うてみました。と、予想はしていましたが、「そんなんイタリアにはない」とのお答え。密かに、この彼女に集中した不幸っぷりに「なんか憑いてんじゃ。。。」なんてよからぬことを想ってもみたり。。

大厄は、「丁度、体の節目になる頃でもあるから気をつけなさいね。くらいの意味なのよ」なんて聞いたこともあるのですが、本当のところはどうなんでしょね。

前に、ドイツのとある教会を訪れた時、多分この教会で悪魔祓いをしているのでありましょ、
悪魔に憑かれたと思われる人たちのアフターとビホーの顔写真が貼ってあるコ-ナ-がありました。エクソシストをはじめ、この手の映画は沢山あります。2、3年前に新聞で、悪魔祓い専門の、ヴァティカンの神父さんの記事を読んだこともあります。ってことは、ヨ-ロピアンは信じてるんですよね。この手のこと。

では、この美女さんのような、中ほど不幸が満載の方へのお祓とかなんとか、気休めでもなんでも処置はないのでしょうか。やっぱりポルタ-ガイスト現象とかないと、祓ってもらえないのでしょうか。。。(厄とこの手のことは、別個といえば別個な気もしますが。。)

自分の周りのイタリア人を見ていて思うのは、見舞われてしまったもんは仕方ない。それがなにかと因果関係があるなんて思わない。というところです。日本人だと(もちろん例外もアリ)、「そ、そういえば厄年。。。祓っとこ」なんて発想もありだと思うのですが。。

出掛けに「いってらっしゃい、気をつけてね」は日本でよくかけられる言葉であります。イタリアでは、この「気をつけてね」は、気をつけることが起こることを前提として捉えられるので、不幸先にありき、なこと言うな。ってなことで言わないのが一般的と聞きました。(相方のマンマは、「気をつける」ことを別れ際にたんまり言うのがふつうではありますが。。。)

なんだか国民性を感じるところであります。。。
     
で、今現在の美女さんはというと。。。
たまに突然訪れる中ほど不幸になすすべもなく見舞われっぱなしではありますが、
そんなことはとも思わず、人生を旅に恋に仕事にと謳歌しております。
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by zefiro04 | 2005-03-30 01:25 | ほんの日常
人生の終わりの後にある人生
叔父が亡くなった。

口数の少ない人だったけど、とても優しい人で、お世話になりっぱなしだった。
子供の頃に、一緒に海に行き、私を背中に乗せて泳いでくれたときのことを思い出す。。。

叔父が亡くなった、とメ-ルがあったので、実家に電話をすると、一通り話した後、母が
「そちらに行けなくて悪いね」との私の言葉に、
「ほらね、こういうことがあるのよ。。。」と言った。

結婚する前に、私は「イタリアでは、死んだら火葬をしてもらえるか?」ということを尋ねたことがある。火葬はしてもらえるが、特別な手続きが必要で、一般的な弔い方ではないとのことだ。

墓地に行った。
イタリアの墓地は日本の墓地とは異なり、工夫をこらされた彫刻や、故人の写真が飾られていたりと、故人との距離が近くに感じられる。遺体は、土に埋葬されるものや、壁に引き出し式に安置され、漆喰で塗りこめられているものが主だ。家族がある程度富裕ならば、廟を持つこともできる。

火葬された人の骨は、この漆喰の壁の端の一番下に火葬を望んだ人たちの骨と一緒に収納されていた。故人の写真もなく、小さな造花の花束が飾られていた。。。

もし国籍の異なる人との結婚を考え、相手の国に住むことも視野に入れている人は墓地を見に行くといい。

イタリアという国に憧れ、昨今流行(?)らしい「イタリア人と結婚して、イタリアに住む!」という志の人にも、一度墓地へ行ってみることをおすすめする。

人生は長い。。こんなことを考えるの早いのかもしれない。
でも人生の終わりは、皆に訪れる。
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by zefiro04 | 2005-03-23 17:42 | ほんの日常
ヨウコソ、ニッポン!
知人のイタリア人カップルが、東京と京都に桜を見に行く、というので、「東京ネタ」を話しにお茶してきました。

「東京」と言っても様々な要素の混在する町を、どう効率よく楽しく、お安く回るかにはテクがいる。お金を払えば大概手に入るし、大抵OKでありましょう。でもそんなツマンネ-ところは私としては紹介しとうない。。。

学生の頃、金食い虫大学に通っていたため、普段はいかにして出費を抑え遊ぶかに心を砕いていておりました。卒業後もそれは変わらず、電車で行くべきところを徒歩で、はたまた弁当持参で友達と遊びに行ったり、お金を払うにもそんじょそこらには納得しないで吟味して使っていたので(注文してから材料買いにゆく喫茶店とか、相手の顔が見えないくらい暗い喫茶店とかとか。。なんだよソレッって感じですが。。)「今時」のお遊び処には疎いが、自分(の中)ではイイつぼ処を知っているつもりであります。

本当は誰か紹介して、予定があえばちょっと案内頼もうかとも思ったのですが、その手の場所に通じている友人は、残念ながら日本語以外はダメ。ある程度語学のできる友人は、アイデアがいまひとつ。両方兼ね備えている友は他国の住人。。。ムズカシイですな。。。

自分としては、上手く予定があえば、消え行く日本文化の見世物小屋とか、時の流れと逆行しているような町とかとかを紹介したかったのですが、なんてったって初めてのニッポン。私の偏った趣味を押し付けてもなぁ。。と思い直し、とりあえず希望を聞いてみました。

桜が見れて、う~ム。。。ってなかんじ。

彼さんは、「マンガの安く買えるところ」との希望だったので、コスプレ店員がいて、この店以外にもプラプラできる場所を教えてみました。コスプレ、という言葉にえらく目が輝いていたので、満足の行く情報だったらしい。よかった。

彼女は家に飾れる印刷物ということだったので、場所による価格や品揃えの違い、骨董市やフリマなどを紹介。そこで相方が、浮世絵の作者による値段の違い、品質や年代の見分け方、紙質、などなどの講釈をたれたのですが。。。長い。。。その上、マニアすぎて皆で眠くなってしまいました。。。彼女のこの情報に関する満足度、不明。

このほかには、相撲部屋の無料見学や、死ぬまでには絶対行かねば!と固く心に誓う日本が誇る(?)奇祭「かなまら祭り」(この時期、週末は趣味も兼ねてのフリマのバイトで忙しかったため行けなかったのです。。無念。。)なんてのを教えてみましたが、まぁ初めての日本旅行だし、行ってみれば自分たちで行きたいところも湧くであろう、と結構イイ加減な指南役をしてしまいました。

そうそう、「イタリア風な町に行ってみたいか?」と聞くと、顔をしかめて「そんなニセモンに行ってどうすんの」と大不評でありました。私だったら、もしイタリアに日本の町を模した所があったら、ひやかしがてら行ってみたいけどなぁ。今までに何人かのイタリア人に聞いてみましたが、皆に大不評でありました。

あとは、旅行に際しスグ使える日本語を教えてくれ!とのことだったので、そんな俄か勉強でスグに忘れるもん教えてもなぁ~と(ただの怠慢)、一冊の会話集
を貸してみました。これがかなり気に入ったらしく、大満足のご様子。よかった。。。もし、その会話集を手にウロウロしているイタリア人カップルを見かけたら優しくしてやって下さいませ。友人です。

まぁでも、あの日本の桜と温泉、これだけ見て、体験できれば良しであろう。とも思ってみたり。この時期に日本で過ごせる彼らを羨ましく感じてみたり。

日本と四季の似たイタリアにて、我が家の頭上を飛び交う飛行機に、目を細めておりまする。
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by zefiro04 | 2005-03-21 07:19 | そんな旅もありました
ゆたかな人生のために。。。
声楽のレッスンに行くと、いつも私の前にいるロシア語専攻のマルタが居ない。先生に「今日はお休みですかぁ」と聞くと、就職の決まった生徒がいるので、時間帯をズラした。とのお答え。どうやら以前に会ったことのある黒髪のお姉ちゃんが祝就職となったらしい。

「あれ、今ってそんなシ-ズン?」

イタリアは、学科によって入学、卒業月がまちまちなのだそうだ。
でもって、私が「へぇ~」と思ったのは、この黒髪のお姉ちゃん、科学専攻なのに、声楽も実技で学んでいて、専門として800年代の声楽史なんかも勉強したとのこと。で、就職先は、科学を生かしたもの。

私の前にレッスンをしていたマルタはロシア語専攻。オラトリオにいるお姉ちゃんはミラノ大でスペイン語を専攻している。こちらの学生さんたちは、なんともマルチにお勉強なさっている。

土曜日に補講のレッスンに行った時、私のすぐ後ろに、「モ-ド学園」ってないでたちのお兄ちゃんがやってきた。声部はパス。声量もあり美声。矢継ぎ早に先生に質問を浴びせる。どうやら頭で理解するタイプらしい。なんとも個性炸裂なお兄ちゃんでありました。

後で先生から聞いたところによると、彼はミラノで音楽工学を専門として学んでいるが、ピアノもバリバリ、作曲もする秀才なのだそうだ。

「で、彼は将来は何になりたいのですか?」と先生に聞いてみた。
「オペラ歌手」
「あぁ、でもあの美声と声量、それにバスだし、イけそですね~」
「ふ~。。そうねぇ。。でも、自分の声を小さいと思ってて、聞こえてないんじゃないか。。っていつもビクビクしてるのよ。その上、彼の耳は完璧でね。。これって歌手には良くないのよねぇ。。頭良すぎるのよ。頭でっかちなのよ~」
「あぁ。。パヴァロッティみたいな感じだと丁度いいんですかね?」
「ふふふ。。そうね」

彼の場合は勉強しすぎ、考えすぎ(?)ってかんじだろか。
歌なんだから、もっと大いに楽しみ、のびのびってな部分が。。。ちと足らんらしい。

なんだかこちらで出会うイタリア人たちは、一般に言われているのとは遠いイメ-ジの人が多い。私の相方も、通常の仕事以外にも個人で仕事を請け負い、更に、さらなるレベルアップを目指して夜学に通い、寝る間を惜しんで勉強し仕事をし、趣味にも時間を割く。

「おいおい、勤勉って言葉は日本人の代名詞だったのではないノ?」

疲れれば昼寝をし、お腹が減ればテキトーにつまみ食い。のんびし生活満喫の自分の方がイタリアっぽいんじゃ?なんて思ってもみたり。。。
でもよくよく考えてみると、やっぱりより豊かな人生を送るには、努力も必要なのですね。
努力なくして、ホントの意味での実り多い豊かな人生はやって来ないのですね~とも考えてみたり。。。

そろそろ「日本人の美徳」を思い出し、イタリア人のバランス感覚も取り入れた生活を始めねバ。と、ちょっとフンドシ締めてみてます。
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by zefiro04 | 2005-03-11 19:51 | ほんの日常
本の足りない生活
行きつけの図書館が2つある。
ひとつは、そこそこな規模で、週に2、3回は通う。
もうひとつは、自分の町にある「絵本」を借りにゆくための図書館。
めちゃくちゃ小さな図書館で、一ヶ月に1、2回通っている。

この小さな図書館、昔はちょっとしたサロンだったのではないかと思う造りになっている。立派な暖炉があり、細い螺旋階段が品良く部屋の片隅に配置され、吹き抜けの二階部分には、ズラッと本が並べられている。いつも一人の女性司書さんが座っていて、時に本を選ぶのを手伝ってくれたりする。貸し出しカ-ドなんてない。ひとりひとりの読書カ-ドがあって、貸し借りのたびに司書さんが手書きで記入していく。

この地域に日本人がひとりということと、イイ年こいて毎回「絵本」ばかり借りてゆくのを不憫に
思ったらしく、図書館ネットワ-クを使って日本語書籍を予約してくれた。届いた本は、幼稚園の時に読んだ覚えのある「ももたろう」。。。ナツカシ~

前にも書いたが、
私は図書館が大好きだ。色んな地域情報も満載だ。(申し込み忘れてしまって悔しいのだが)最近は「スカラ座オペラツアー」なんてのもあった。図書館の前に集合して、バスでスカラ座へ行き、オペラ鑑賞という企画。交通費&チケット代込みで140ユ-ロくらいだったかな?ほかにも史跡めぐりだの、朗読会だのだの。。小さいながらも「やるのぅ~」と唸る催しものを企画する。

地域との関係も密接で、本の整理や新刊が入った時には、小中学生が手伝いにきたり、妙齢のご婦人が孫に何を読ませたらいいかを相談しにきたり、パパさんママさんが子供と一緒にやってきて、絵本を読み聞かせをしていたり。。。小さいながらもフル活動している図書館だ。週1回は大人のために夜の7~10時の時間帯に開館したりと、柔軟な対応もしている。

そういえば、日本では活字離れなんて言われて久しいよなぁ。とフと思った。この図書館をみていて、活字から離れていったのではなくて、活字に近づいたことないんじゃないかなぁ~。なんても考えてしまった。

あぁ~、日本に帰って図書館やりたくなってきた(笑)

読みたい本はたくさんあるが、語学力不足で思うようにペ-ジが進まず、近頃欲求不満気味。久々に神保町や荻窪あたりでもソゾロ歩いて書籍三昧と行きたいですなぁ~。ムリか。(涙)。。

前に読んだ本で、架空の民族の男が、伝説の「本」というものを探す旅をする話しがあった。彼は人に会うたびに「本というものを知りませんか?世界が詰まっているものだそうです。私は本というものをみてみたい」と聞いてまわる。今の私は彼の心情に近いかも(?)
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by zefiro04 | 2005-03-07 06:57 | ほんの日常


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